日時:2025年7月9日(水) 10:30~11:30
(会場受付開始 10:00、オンライン受付開始 10:15)
形式:ハイブリッド開催(会場開催+Zoomオンライン、オンデマンド配信)
[会場]海外投融資情報財団(JOI)大会議室 MAP
[会場定員]30名
主催:FTIコンサルティング、一般財団法人海外投融資情報財団(JOI)
使用言語:日本語・英語(通訳はつきません)
セミナー概要
経団連も昨今謳っている通り、実効性の高いサイバーセキュリティ対策は、全事業者にとって経営の最優先事項となっています。その一方で、いざ「経営マター」であるサイバー事案が発生した際に、技術面での調査や対応策の実施といったICT部門による対応を超え、国内外ステークホルダー(メディア、顧客、ビジネスパートナー、従業員、投資家など)に適切な説明責任を果たすことに苦戦する意思決定層の方々は多いのではないでしょうか。対応を誤った場合は、誤情報に基づく問い合わせが殺到したり、インシデントに関する噂や憶測のひとり歩きによって組織のレピュテーションが毀損する可能性も大いにあります。最悪の場合、訴訟に発展する可能性やブランドや収益への悪影響さえも懸念されます。有事下での部門間サイロを超えた社内調整、海外子会社や他部門との連携、外部専門家の使いこなし、対外発表準備、あるいは有事に備えたシミュレーショントレーニングの実施等はグローバルな大企業ほど至難の業であると言えるでしょう。
セミナーでは、前半に「サイバーセキュリティ・データプライバシー」に関する世界的潮流、ICT部門のみに頼ったサイバー対応の落とし穴、BtoB企業、BtoC企業それぞれにおける典型的な課題、グローバル企業における部門間の連携と専門家チームの活用の重要性などについて触れ、後半にて昨今のクロスボーダー対応事例をいくつかご紹介する予定です。
◆こんな方におすすめ:
- 経営企画・経営戦略・広報・政府渉外・コンプライアンス部門などで経営リスク・企業レピュテーションリスク対応を担っている方
- BCPプログラムの設計・実施に携わっている方
- 危機管理広報担当の方、もしくは危機管理広報をこれから学びたいという方
- 海外子会社等を統括する部門の方
- 有事下において分野横断的な動きを期待される部門の方
プログラム
10:30-11:10
サイバーセキュリティ対応の世界的潮流と課題~クロスボーダー事例に学ぶ
– メレディス・グリファンティ(FTIコンサルティング シニア・マネージング・ディレクター)
– 野尻 明裕(FTIコンサルティング シニア・マネージング・ディレクター)
11:10-11:30
質疑応答
講演者
メレディス・グリファンティ シニア・マネージング・ディレクター
FTIコンサルティングのサイバーセキュリティ&データプライバシーコミュニケーション部門の共同リーダーであり、複雑なサイバーセキュリティ攻撃、データ侵害調査、データ・プライバシー問題を中心に、クライシスおよび深刻度の高い訴訟コミュニケーションを専門としている。個人識別情報(PII)、保護医療情報(PHI)、知的財産(IP)、その他の機密データに関わるサイバーセキュリティ対策とインシデント対応について、幅広い業界のクライアントにサービスを提供。 FTI参画以前は、Equifaxの広報担当を6年にわたって担う。また、米国上院と下院の両方で、複数の議員の広報ディレクターや報道官も務めた経験がある。
野尻 明裕 シニア・マネージング・ディレクター
1991年、大蔵省(現財務省)入省。主計局、国際局、通商産業省(現経済産業省)出向、理財局国債課課長補佐、金融庁監督局保険課総括課長補佐等を経て2003年に退官。
同年NISグループ株式会社(旧株式会社ニッシン)に入社し、2009年3月まで常務取締役兼執行役員、専務取締役兼執行役員(経営企画、財務、IR、広報、コンプライアンス担当)を歴任。2009年5月、フライシュマン・ヒラード・ジャパンに入社し、パブリック・アフェアーズ部門を統括。2010年、ボックスグローバル・ジャパンを設立し、
2023年6月まで代表取締役社長。2023年7月よりFTI東京オフィスに入社し、ストラテジック・コミュニケーションズ部門を統括する。
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