menu

ENGLISH

パンデミックによるアジア新興国経済とアジア建設業への影響

配信期間:2020年6月30日(火)~7月14日(火)
視聴時間:約40分
主催:Oxford Economics、一般財団法人海外投融資情報財団
使用言語:日本語・英語(通訳なし)

プログラム

 「世界経済見通し:アジア新興国を中心に」
長井 滋人(Oxford Economics 在日代表)
Oxford Economicsは、世界GDPは今年5%超のマイナスとなった後、年後半以降のしっかりとした回復で来年は6%超のリバウンドを見込みます。その中でアジア新興国は、資本フロー流出や通貨安といった金融市場の混乱はどうにかやり過ごし、地域をけん引する中国でも成長回復への動きが本格化してきました。ただ、先進国と比べて感染収束への戦いは道半ばで、構造的にコロナへの脆弱性が高い国も多く、国別のリスク点検の重要性が増しています。
 
「東南アジアを中心としたアジア建設業の見通し」
Adeline Wong, Principle Economist, Asia Construction Service (BIS Oxford Economics)
東南アジア諸国やインドの建設業はコロナによる混乱で深刻な影響を受け、多くの建設現場は、過去3か月の間に何らかのかたちで実質上の閉鎖に至っています。5月終盤から現場の再開を許可している国もありますが、国外からの出稼ぎに強く依存している労働者確保の問題、建設資材の供給不足、厳しいソーシャルディスタンス対策が工事の足かせとなっています。この混乱状態は2020年内は続くと予想され、不透明な経済環境で企業やディベロッパーが今後予定されていた大規模プロジェクト開始を躊躇すれば事態は一段と悪化します。しかしながら、多くの国が建物やインフラへの多額の投資を必要としており、これがいずれ建設活動を牽引するため、長期的にはポジティブな見方を維持しています。

講師紹介

Adeline Wong, Principle Economist, Asia Construction Service. (BIS Oxford Economics)
建築・建設業のリサーチを専門とするプリンシパル・エコノミストとして、1993年にアジア建設業サービスを開始して以来、アジアとニュージーランドの建設業に対する予測とモニタリングを担当しているほか、個別の建設関連プロジェクトにも携わっている。BIS Oxford Economics以前は、マレーシアの開発銀行にて、リサーチ・マネジャーとして銀行のローン・フィージビリティ・スタディのため、セクターおよび業界レベルでのマクロ経済分析および予測に従事していた。
BIS Oxford Economics(Oxford Economicsグループ)
オーストラリアの業界調査、分析、予測サービスのリーディング・プロバイダーであるBIS Oxford Economicsは、信頼性の高い詳細な市場データ、開発の分析、および徹底的に調査された予測を通じて、世界経済とマーケットを理解するためにクライアントをサポートしています。
 
長井 滋人(Oxford Economics 在日代表)
1986年東京大学経済学部卒業、タフツ大学フレッチャー法律外交大学院で国際関係論修士。2017年7月に現職に就くまでは日本銀行で国際局長や欧州統括役などを歴任、海外経済情勢判断に従事。90年代には国際通貨基金へエコノミストとし て出向。



資料を閲覧するためにはログインが必要です。/In order to see the material, you must login.
お問い合わせは事業企画部あてにご連絡ください。/Inquiry Form

関連資料/Documents