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CCSの基本およびエネルギー会社の具体的取組みについて

日時:2022年3月15日(火) 14:00〜15:30
会場:ウェブセミナー(ライブ+オンデマンド配信)
主催:株式会社INPEX、株式会社INPEXソリューションズ、一般財団法人海外投融資情報財団(JOI)

<セミナー概要>

世界中で「カーボンニュートラル」への取組みが加速し、関連のニュースや話題が日常的に目に留まるようになりました。再エネ利用、水素・アンモニア製造・利用などで化石燃料に替わるエネルギーへの転換は、サステナブルな低炭素社会構築への重要課題でありますが時間のかかるプロセスです。CO2の削減自体を進めるにあたってはCCSが技術的には最も効果的に早急な手当てができて、かつ分かりやすい方法であります。加えて、水素・アンモニア製造を進める上でもCCSが必須となっております。一方、将来の社会的利益を見据えた政府の支援整備・拡充、信頼関係をもった民間の投資覚悟、さらには社会全体に対する受容性の助長が課題となっています。
 本セミナーでは、石油・天然ガス分野で世界をリードする株式会社INPEX並びに株式会社INPEXソリューションズから、CCSの基本及びエネルギー会社の具体的取組みについて解説頂きます。

<プログラム>

14:00-14:50
CCSの基本

塚田 邦治(株式会社INPEXソリューションズ 技術推進部 部長)
 1)CCS, CCUSー言葉の意味
 2)EOR以外のCO2の利用:カーボンリサイクル
 3)CCSのメカニズム
  ①CO2の分離・回収、②貯留と全体像
 4)期待されるCO2削減量
 5)CCSの歴史、現状と動向
 6)CCSのビジネス化
  ①米国のインセンティブ、②炭素税回避のCCS(ノルウエー、豪州)
 7)CCS拡大・促進のための課題
  ①政府支援の拡充、②ビジネスモデルの工夫、③社会的受容性
 8)IOCの取組み


14:50-15:05
INPEXの脱炭素・CCUSに関する取り組み

荻原 竜太(株式会社INPEX 水素・CCUS事業開発本部 プロジェクト推進ユニット プロジェクト推進グループ マネージャー)
 1)2050年ネットゼロカーボン社会に向けた基本方針
 2)2030年頃に目指す姿
 3)CCUSに関する取り組み


15:05-15:30
質疑応答

<スピーカー紹介>

塚田 邦治 (つかだ くにはる)
株式会社INPEXソリューションズ 技術推進部 部長

埼玉県川口市出身、東京都文京区在住、1983筑波大(地球科学)卒
1983年、石油公団入団。国内基礎調査を担当後、中国渤海湾、カナダでの現場作業等に従事。1991年、INPEX前身のインドネシア石油へ出向、後に移籍後、ジャカルタ事務所勤務。北スマトラ沖、チモール海の探鉱作業に従事。
2005年、INPEXホールディングス設立後、技術者採用やプロジェクト評価審査を担当。さらにJOGMECへ出向し、ロシア東シベリアの探鉱プロジェクトを担当。2008年からINPEX(旧 国際石油開発帝石)。ロンドン事務所所長、ユーラシア中東事業本部業務企画ユニット、その後、技術本部技術企画ユニットのジャネラルマネージャーを歴任。2020年INPEXを定年退職し、子会社INPEXソリューションズへ転籍、現職。本社への業務支援、GHG削減につながる新分野事業に関する発信・支援(CCS・CCUS、水素キャリア、植物工場等)を実施中。

荻原 竜太 (おぎはら りゅうた)
株式会社INPEX 水素・CCUS事業開発本部 プロジェクト推進ユニット プロジェクト推進グループ マネージャー 東京都品川区出身、江東区在住、2003東京大学教育学部(教育社会学)卒

2003年、某外資系IT企業に入社、コンサルティングサービス部門に所属。2013年、国際石油開発帝石株式会社(現INPEX)に事務職として入社。3年間の豪州パース駐在にてイクシスプロジェクトに関与。情報システムユニット・デジタル企画グループにてマネージャーを経験し、現職。



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